現在地方を中心に跡取りのいない不動産の売却が増えてきているようです。あなたがマンションを所有していてマンションが売れないからといって放棄していると様々な負担が生じる恐れがあります。
目次で簡単にチェックする
売れないマンションは放棄しているとどんなリスクがある?
マンションを放棄した場合には次のようなリスクがあります。
①支払いは発生し続ける
売れないマンションを放棄していても所有者には固定資産税の支払いや、マンションの修繕費、管理費用が発生し続けます。
マンションを放棄していたとしても常にお金の負担がつきまとうことになるのです。また、もしマンション購入時のローンが残っていた場合は、その残りのローンについても払い続ける必要があります。
マンションは所有権を放棄することはできず、不要になったとしてもそこにマンションがあれば費用の負担をし続けなければいけなくなります。
※相続の際に、親のマンションを相続するか、選択を迫られるようなケースの場合は相続放棄によって、マンションの相続を放棄することが可能です。
もうひとつ注意する必要があるのは、マンション築造から12年~15年経過したタイミングで行われる大規模修繕の際に、修繕積立金が足りない場合です。修繕積立金が足りなければ、追加で負担しなければいけないケースがあるのです。
放棄していても所有期間が長ければ長いほどこのような金銭リスクが常に付きまとうことになるのです。
②年月の経過で老朽化が進む
マンション含めて不動産全般に言えることですが、時間の経過で建物の老朽化どんどん進んでいきます。1年経つたびに価値は下がっていき、よほど好立地でない限り希望額での売却は難しくなってしまいます。
③マンションの空き家問題
現在日本の空き家問題は地方の一戸建てが中心に議論されています。しかし、近い将来、深刻化していくと予想されるのが分譲マンションの空き家問題と言われています。
総務省「住宅・土地統計調査」(2013年)によると、居住者が60歳以上のみのマンションの割合は、1970年以前に建築されたマンションで52%、71~80年の建築では48%に達します。
また、マンションの空室率は古い物件ほど高く、71~80年の完成では9.2%、70年以前の完成では11.1%となっています。
今後はマンション老朽化とともに、区分所有者の高齢化や空室化が進行し、管理が行き届かず、スラム化に至る「限界マンション」が大量に出てくることで放棄されるマンションも増えてくると予測されます。
総務省:www.stat.go.jp/data/jyutaku/kekka.html
売れないマンションでも時期を変えれば売れる可能性は出てくる?
売れないマンションは時期を変えたとしても売れる可能性は低いと考えられます。
①長期トレンドで日本の人口は大きく減少する
現在日本の人口は約1億2千万人ですが、総務省の統計データによると、2030年には1億1,662万人を経て、2048年には1億人を割って9,913万人となり、2060年には8,674万人になると予測されています。
物件に住む人間が減っていけば、空き家が増えて不動産に買い手が付きにくくなりますし、不動産そのものの価値も下がります。マンションも例外ではなくいくらタイミングを待ったからといって売れやすくなる可能性は低いと考えられます。
②築10年~15年で大幅に同物件が増えて売り値が崩れる
マンションは一つの建物に沢山の区分された物件があります。大規模マンションであれば一つのマンションに100世帯ということもあります。
そのため築10年も経つと物件を売り出そうとしても同じ物件が他にも市場に沢山あるという状況になり、価格競争に陥り売値が下落することになります。また、安くても売れれば御の字ですが、同じ物件がいくつもある場買い手がつかず売れ残ることも十分あり得ます。
このような状況を考えるとマンション放棄するくらいであれば、早めに売却を検討することがベターといえます。
売れないマンション放棄せずには一括査定に出してみよう
マンションの資産価値のピークは新築時であり、放棄して何年も所有していれば、築年数が経過するほどその資産価値が下落します。築年数が経過して物件の価値が下がり、同様の物件がいくつも売りに出される環境ではどうしても高値で売却することは難しくなってしまいます。
しかし、実は不動産会社は各社によって得意分野とそうでない分野があります。不動産会社の中には中古マンションの売却に強い会社も存在します。
このような会社を見つけるにはマンション一括査定サイトがおすすめです。
不動産を少しでも高値で売却するには、マンション販売に強い不動産会社を選択することが大切になります。
不動産売却査定サイトは簡単なマンションの情報と個人情報を入力するだけで、一度に最大で~10件の見積もりを取ることができます。
そして、不動産会社の情報も詳細に掲載されており、担当者の顔写真も掲載されています。「担当者はどんな人が来るのか」と心配の必要はありません。
マンションを放棄して、売買をあきらめ税金や管理費を払い続けるよりも、早めに不動産一括査定サイトで自分に合った不動産会社を見つけて早期売却を検討するのがよいでしょう。
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